椅子とは、人が座る際に使う道具です。
座り心地の良い椅子は、時間がたつのも忘れてしまい、時には眠りをも誘ってしまうほど・・・・・ 生活になくてはならない家具です。 しかしながら椅子は、「見せ場」を作る家具でもあります。 こちらの椅子は、イームズのもの。 積層合板による曲面の成形は、高度な技術が必要とされ、完成度の高さと曲線美が話題となって、1946年にMOMAで開かれたチャールズ・イームズの個展で公開され、注目を集め20世紀のベストデザインとして、タイム誌に掲載された人気の椅子です。 座り心地はもちろんのこと、とても木製の椅子と思えないほどの、曲線を描くような木のなめらかなデザインが、我が家のリビングの片隅に置かれていても存在感があり、暗くてつまらなくなりがちなコーナーのインテリアを引き立ててくれます。 こちらもイームズの代表作であり世界中で愛されているアームシェルチェアです。 どこからみても美しいフォルムですが、脚の美しさは一番ではないかと思います。 我が家のものは、キッズサイズの復刻版を使用しています。 子供部屋に飾っている、Savignacのポスターとよくあいます。 現在、娘のランドセル置き場となっていますが、時々座って絵本を読んでいることも。 子供が座っても絵になる椅子です。 こちらは、ジャン・プルーヴェのスタンダード・チェアです。 後ろ脚が三角形の形は、力を吸収して快適に座れるために生まれた必要最小限のフォルムだとか。 この椅子に出会った時、学校で使っていた教室にある椅子を思い出しました。 懐かしくて、スタイリッシュなデザインがとても魅力的です。 子供部屋に置いてある、娘の机の椅子として使用しています。 木製の机ですが、脚が黒のスチール製なので、まるでセットで購入したかのようにぴったりと合います。 カラフルではあるけれど、色が溢れかえってしまいがちな子供部屋に、ひきしまったコーナーを演出してくれます。 そして、ベランダで使用しているこちらは、ヴェルナー・パントンの名作 パントンチェアです。 この椅子の特徴は、なんといってもこの曲線美!! プラスティック製でありながら、背中からお尻にかけてフィットするような座り心地です。 長い時間座っていても疲れません。 ビールを飲みながら、夏の夕涼みにも最適です。 リビングからもよく見える場所なので、窓越しにみえるこの椅子のフォルムが、 インテリアセンスをアップしてくれます。 最後にご紹介するこちらの椅子は、カルテルのスツール プリンス・アハ です。 デザイナーはピエールカルダンのアートディレクターでもあった、フィリップ・スタルクです。 ソファーやベッドサイド、コーヒーテーブルとしても使える機能的なスツールです。 座面がふたの様に開ける事が出来て、ちょっとした隠し収納にもなります。 我が家では、ヒナの洋服や、遊びおもちゃなどを入れています。 スツールは、ヒナのトイレの近くに置いているので、座面の上にはおしっこシートを入れたかごを置いて、取りやすい様にしています。 スタイリッシュなデザインなので、近くにあるトイレの存在を薄くしてくれる優れものです。 このように、椅子は座るだけの道具・家具だけだはなく、部屋の「見せ場」をつくるインテリアエッセンスなのだと私は思うのです。
by okusamasamansa
| 2012-07-24 17:14
| インテリア・収納
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